各モジュール(機能)にフィールド(項目)を追加・削除したり、レイアウトを変更するためのツールがフィールド&レイアウトエディターになります。

ツールの起動

[顧客企業]モジュールを例にご説明します。

まずは管理者権限でログインします。

[顧客企業]モジュールを開きます。右上の[カスタマイズ]ボタンをクリックするとメニューが出てきます。メニューの一番上の[項目&レイアウト]を選択してください。

※管理者ページの[モジュール管理]>[レイアウト&項目]からでもアクセスできます。

クリックすると以下のような画面になります。

エディター機能では以下の事ができます。

タブ名内容
詳細表示のレイアウト
  • ブロックの追加(削除)

  • ブロックの並べ替え

  • ブロックの表示・非表示

  • フィールド(項目)の追加(削除)

  • フィールドの並べ替え

  • フィールドの表示・非表示
  • リレーション関連モジュールの表示・非表示
    重複防止重複するレコードをチェック

    操作方法を解説します。

    詳細表示のレイアウト

    並べ替え

    ブロック(フィールドをまとめたもので上の図では[顧客企業の詳細]が該当する)もフィールドもドラッグ&ドロップで簡単に場所を移動することができます。

    フィールドは2列表示になります。システム的な並び順は、一番左上のフィールドが1番、次にその右横が2番となり、以下、左→右の順で上から順番付けされています。

    追加

    ブロックとフィールドの追加方法について解説します。

    ブロックの追加・削除

    左上の[ブロックの追加]をクリックしてください。

    [ブロック名]欄に名称を入力し、[下に追加]の欄で既存のどのブロックの下に追加するかを選択し[保存]ボタンで作成完了です。

    ブロックを削除したい場合は、右端の[カスタムブロックの削除]ボタンで削除できます。但し、ブロック内にフィールドが存在していると削除できません。必要の無いフィールドは他のブロックに移動するか削除する必要があります。

    [ブロックを折りたたむ]項目で、[はい]を選択すると画面表示時に折りたたまれて表示されます。フィールド(項目)数が多いモジュールなどの場合は便利な機能です。

    フィールド(項目)の追加・削除・非表示

    [1]追加する場合

    先程作成した[テスト]ブロックにフィールドを追加します。

    [カスタム項目の追加]ボタンをクリックするか、[新しい項目を追加]の[+追加]ボタンをクリックしてください。

    フィールド作成するための設定画面がポップアップされます。

    設定内容は属性(項目タイプ)によって変化します。以下は属性がテキストの場合になります。

    • 項目タイプの選択:値の属性を選択します。テキスト、整数、日付、金額など
    • ラベル名:表示名称
    • 長さ:桁数
    • デフォルト値:初期値
    • 必須項目:チェックを入れると入力必須となります。
    • クィック作成:クィック作成機能使用時の入力項目となります。
    • キー項目:概要表示のキー項目欄に表示されます。
    • ヘッダービュー:ヘッダーエリアに表示されます。
    • 一括編集:一括編集機能で編集できるフィールドになります。

    以下のような項目タイプ(属性)のフィールドが作成できます。

    タイプ名設定内容備考
    テキスト最大で255文字まで設定可能
    少数付き整数整数部が最大で62桁、小数部は2~5桁で設定
    整数部と小数部の合計が64桁が最大値
    整数最大で255桁まで設定可能
    パーセント
    通貨最大で59桁まで設定可能
    日付
    メール保存後はメールのリンクとなる
    電話CTI等の連携時はリンクとなるテキスト扱いのため文字も入力可能になるため注意
    定義リスト値選択式の項目
    URL保存後はURLリンクとなる
    チェックボックス
    テキストエリアテキストタイプでは入力できない255文字以上のテキスト入力が可能
    複数選択コンボボックス複数の値を選択できる項目
    SkypeSkypeのID等を入れておくとリンクになる
    時刻
    リッチテキストリッチテキストの入力が可能
    担当OpenCRMのログインユーザーを選択
    ファイル添付文書ファイルを添付できる。自動的に[ドキュメント]に登録される。

    テキストのフィールドを作成した結果が以下になります。

    [編集]する場合

    右上の鉛筆マークをクリックして編集します。[項目タイプ]以外の項目は編集可能です。

    [削除]する場合

    右上のゴミ箱マークをクリックします。こちらはDBからの削除になります。該当項目のデータを全て削除します。データを削除したくない場合は下記の[非表示]を実施してください。

    [非表示]にする場合

    鉛筆マークをクリックして編集モードにしてください。

    [項目を表示]を[No]に変更すれば画面上に表示されなくなります。

    OpenCRMの仕様上は、カスタムフィールドの数に制限はありません。但し、MySQL(DB)の仕様上の制限から無制限にフィールドを作るということができません。

    テキストや数値項目を中心としたフィールドであればかなりの数(100や200)の作成が可能です。テキストエリアや定義リストはそのフィールドが確保してしまうデータの容量が多いため、たくさん作成するとMySQLの制限を超えてしまいフィールドの追加ができなくなる可能性もあります。一般的な画面設計の範囲内であれば容量オーバーになることはほぼありません。

    リレーション

    [リレーション]は関連モジュールのタブの表示・非表示を設定することができます。

    モジュールのデータを表示した画面の赤枠内がタブ表示された状態です。

    各モジュールの右端の[×]をクリックすることでタブから削除できます(再表示も可能です)。

    重複防止

    重複するデータを保存した場合、メッセージを表示させ重複データの登録を防ぐ機能になります。

    設定項目は以下になります。

    (1)有効・無効

    (2)重複をチェックするフィールドの設定 最大三つのフィールドまで設定

    (3)外部システムとの同期時設定 どちらのデータを優先するかを設定