今から20年以上前にCRM・SFAのソリューションは海外から日本に上陸しました。当時は、CRM・SFAという概念・言葉に関する認知度が低い状態だったということもあり、CRM・SFAを提供するソリューションベンダーはまず、その重要性・有用性をユーザーに説明し理解していただき必要と感じていただくことからが商談のスタートでした。

それから20年以上が経過し、現在はその有用性が多くの企業に理解され導入されている企業も年々増えている状態です。

今回は改めて、企業がCRMを導入している理由に関して整理していきたいと思います。

CRMを導入することはユーザーにどのようなメリットをもたらすのか?

顧客情報の一元化

CRMシステムを活用することで、ユーザーは情報を一箇所に集めることができます。これにより、情報へのアクセスがより確実かつ容易になります。例えば、過去2ヶ月間にサービスを提供した顧客のリストを確認したい場合、関連するレポートをワンクリックするだけで作成することができ、時間と工数を節約することができます。

コミュニケーションの改善

CRMシステムを活用するもう一つの利点は、コミュニケーションプロセスの改善です。異なる部門の従業員が同じ情報を見て、その進捗状況を確認することができるからです。さらに、社内チャットなどのCRMツールを使って、お互いにコミュニケーションをとることもできます。

意思決定プロセスの改善

すべての情報が、より正確な値で更新され表示され集計されたとき、意思決定のプロセスがより簡単で正確なものになります。

ビジネスプロセスのスピードアップ

CRMシステムを利用する最大のメリットは、対顧客、対パートナー企業、対従業員間などの社内外のビジネスプロセスをスピードアップできることです。

規模拡大への柔軟な対応

CRMシステムは、顧客数に関係なく、何千、何万もの顧客の情報を効果的かつ容易に扱うことができます。

以上でCRMシステム導入による5つのベネフィットをご紹介させていただきました。