プレゼンテーションは「金(受注)のかかった勝負の場、殺し合いの場」(笑)とまで思い込んでいた私は、当時の社内研修でのプレゼントレーニングのしょぼすぎる内容に危機感を覚えるほどだったと感じていました。
そこで、私は24くらいから2年間ある大学の夜間講座でやってたプレゼン技法のスクールに勤務先に内緒でこっそり通って勉強しました。

そこではもちろんプレゼンテーションのベースとなる理論も多く教えていただきました。うろ覚えですが、技術論だけでなく心理学的な側面も勉強していたように思います。

聞いてる人全員の目を順次合わせながら、とか聞き手のリアクションを見て話のレベル(使っている言葉の難易)を自然に調整していくとか、できるだけゆっくりとか、多少低めの声でとかいろんな技術論も教えていただいて、生徒同士で評価をし合うとかあったと記憶してます。あと3分間と言われて話をしてプラスマイナス1秒以内で終わらせるというトレーニングも何度も何度もやりました。どれもその後の営業生活で活かされたことは確かなんですが…。

しかしながら自分自身これが効いたなと思うことが2つありました。

1つは自分のプレゼンを聞き手の位置からビデオ撮影してあとでそれを自分で見て反省するというものです。

1回目は恥ずかしすぎてまともに見られませんでしたが、映像に映る自分を赤の他人を評価する目で見たときのアラの多さと言ったら…。それを自分で見てショックを受けた後の自分のプレゼンは具体的な反省がベースにあるので飛躍的に良くなった記憶があります。
何度もやってると慣れてうまく喋れるようになる、とおっしゃる方が多いことは知ってますが、このビデオ撮影という方法は本当に効果があります。

もう1つ。配布するプレゼン資料のキーワードだけ覚えておいて、原稿は全く見ずに話をすることです。
プレゼン資料を読み上げる方も少なからずおられますが、紙は残るものなので紙を見ながら聞いてもらうのに重要なこと以外読み上げることは不要と思います。というか少なくとも印象を良くすることはできないと思います。

たくさん書いているプレゼン資料の内容を端的に自分の言葉で話すことにより、より相手の印象が良くなるように思います。
また、原稿を丸暗記しないということで、話のシナリオの不備に気がついたときも柔軟に対応できるとも思います。

ホンマかいなと思う前に少しでも実践してみてはいかがでしょうか。